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改正後のキーワードはやはり「ダンス」!
先に規制が緩和された方からおさらいします。 それまでダンスという言葉が付いていただけで風営法の対象とされてきたダンス教室やダンスホールなど純粋にダンスのみを対象とする営業や施設は改正後規制対象から除外されています。知らないでは済まされない 飲食店「受動喫煙防止」対策 いよいよ罰則法制化へ
ポイントは、「10ルックス超」と「酒類提供無し」です。
同じダンスでも飲食を伴う施設、通称クラブについて確認します。 タイトルにあるように、室内の明るさが「10ルックス超」であることと営業スタイルが「酒類提供無し」など、この2つの条件をクリアしていれば、今後は風営法の規制を受けることなく飲食店として午前0時以降も堂々と営業が出来ます。 もちろん風営法の許可も必要ありません。ところでこの「10ルックス超」という部分ですが少々解説が必要です。クラブと言えば様々な光の演出でフロアは暗いのか明るいのか区別がつかない状態です。これを10ルックス=概ね映画館で予告映画を見ている時の明るさで営業しなさいと条件が付きました。少し離れていても人の顔を識別できる程です。 では、もう一つの条件である「酒類」について提供する場合はどうでしょうか。 その場合改正時新たに設けられた「特定遊興飲食店営業」と分類され、「許可制」となります。 この特定遊興飲食店業の構造要件というものがありこれが結構曲者です。 ①客室の床面積は、1室の床面積を33平方メートル以上とすること。 ②客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと ③善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害し、又は少年の健全な育成に障害を及ぼすおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けないこと。 ④客室の出入口に施錠の設備を設けないこと。ただし、営業所外に直接通じる客室の出入口については、この限りではない。 ⑤営業所内の照度が10ルックス以下とならないように維持されるために必要な構造又は設備を有すること。 ⑥騒音又は振動の数値が条例で定める数値に満たないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。 ①と②は明らかにVIPルームやパーティションで仕切られたボックス席をターゲットにしています。額面通りなら大部屋スタイルのクラブしか認められないこととなります。⑤の10ルックスを測定する場所も決まっています。この構造要件をすべて満たしたうえで、ダンスフロアではなく客席つまり飲食スペースでの測定だと指定しています。 更に、「人的欠格事由」に該当する申請者(経営者)は許可が下りないとされました。かいつまんで説明するとこうです。 ・破産者で復権を得ない者 ・1年以上の懲役若しくは禁固の刑に処され、又は一定の犯罪を犯して1年未満の懲役若しくは罰金の刑に処され、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなってた日から起算して5年を経過しない人 ・集団的に又は常習的に暴力的不法行為を行うおそれのある人 ・風俗営業の許可を取り消されて5年を経過しない人(法人の場合、当時役員だった人) いろいろな人物像を想定して決めたのでしょうが、「おそれのある人」まで入っています。いったいどのように判断するのでしょうか? まだあります。上記に加え「立地要件」つまり地域規制がかかりました。これは自治体がそれぞれに条例で営業時間や営業地域を制限できるとしています。 つまりこうです。風営法の申請を必要としない特定遊興飲食店営業が出来る場所はかなり制限されると言うことです。 警察庁生活安全局長のコメントでは、東京であれば、東京都公安委員会が告示する午前0時以降でも営業を延長できると定めた営業延長許可地域が基準となると言っています。 クラブでそのエリアを見てみると例えば東京都の港区では、六本木は1丁目から7丁目まですべて含まれますが、麻布十番、西麻布は指定エリアから外れています。つまりクラブの中心地は蚊帳の外、従来の風営法の下で営業しなさいと言うことなのです。知らないではすまされない 飲食店「課徴金」制度スタート 改正 景品表示法 を知る
「10ルックス以下」のクラブはどうしている?
低照度飲食店としてこれまで同様風営法の許可が必要になります。しかしです。風営法を改正して特定遊興飲食店営業という新しいカテゴリーまで作って、今まで通り営業時間は見て見ぬふりを警察はしてくれません。ましてや営業延長許可地域外であったならば一層締め付けが厳しくなります。結論は、酒類を提供しないという選択肢しかなく、事実上のクラブ潰しなのです。特定遊興飲食店営業の「遊興」の範囲とは
改正後に新設されたカテゴリーですが、なにもクラブだけに限ったものではありません。その解釈如何ではカラオケもスポーツバーも許可制になりかねません。そのあたりの線引きを確認したいと思います。 特定遊興飲食店営業に該当しないものとして4つの要件が上がっています。- 低照度飲食店営業に該当しないもの
- 深夜は営業しないもの
- 深夜は酒類を提供しないもの
- 深夜は客に遊興をさせないもの
飲食店 アルバイト・パートの社会保険 令和4年10月1日改正で基準緩和