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飲食店におけるキャッシュレスの普及率
まず、飲食店全体でキャッシュレスを導入している割合が85%とレポートされています。かなりの飲食店舗で導入が進んでいることが見て取れます。利用する客層つまり客単価でみると1,000円から10,000円未満での利用率が最も高くなっています。 確かにラーメン店や立ち食いそばでは券売機が多いのと、対面で現金というのもまだまだ多くあるのが現実です。 これまで商店街の定食屋さんの出前や街のお寿司屋さんは概ね現金払いが基本でしたが、ウーバーなどの出前代行がコロナで増えたことでこちらはかなりの割合でキャッシュレス化が進んだようです。。【保存版】飲食店の廃業 知らなかったでは済まされない手続き・届出
4つのキャッシュレス方法で異なる導入割合
飲食店ですべてのキャッシュレス対応が出来ているかと言えばそうではありません。各決済方法でどれほど差がついているのか見てみます。 【導入状況】- クレジットカード・・・58%
- 交通系電子マネー・・・33%
- 非交通系電子マネー・・・32%
- コード決済・・・68%
キャッシュレス導入と未導入を分けるものは
キャッシュレス決済を決めた理由がレポートされています。これによると2つのポイントが浮かび上がります。一つは決済時にかかる手数料。もう一つは入金サイクル(月回数)。 手数料は、0%台から5%以上迄幅広くありますが、導入を決めた飲食業者では、- 0%台・・・25%
- 1%台前半・・・23%
- 月1回(手数料無料)・・・36%
- 月2回(手数料無料)・・・28%
- 手数料が高い・・・23.6%
- 入金サイクルが遅くて困る・・・14.5%
- 導入のメリットが実感できない・・・13.6%
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キャッシュレスは販売促進ツールとなりえるか
2つのポイントが販促ツーとしてのメリットを感じるユーザーが存在します。 一つは、ユーザー側がコード決済とクレジットカードやキャッシュカードと紐付け、決済金額に応じたポイントを取得することでお得感が生まれるという仕組みにあります。現金だけではいくら使っていもポイントは溜まりませんが決済方法を変えることでポイントは常に溜まるようになるからです。 もう一つは、2020年年はじめから始まるコロナウイルスに対する感染要望がキッカケとなっています。飲食店を始めどこへ行くにもアルコール消毒が日常となった今、だれが触ったか分からない紙幣やコインを触りたくないという人が増えたことにより一気に増えたと考えられています。~まとめ~
今後月日が経ち、コロナ感染がインフルエンザ並みになったとしても、すべての現金がなくなるわけでなく、飲食店での支払方法は現金を含めいくつかのバリエーションをもって運営されていくものと思われます。 例えば、個人で利用するランチなどは、現金、キャッシュレスの混合でしょうし、団体で利用する際は、会費制の場合現金での精算だったり、金額によって使い分けることが便利と感じられるようになるでしょう。 何れ頭打ちとなるキャッシュレス業者は、導入費用を無料にして新たな飲食店開拓を始めるでしょうし、その後は手数料のディスカウントと続くものと思われます。そうなれば、今は迷っている飲食店もいずれ導入となり、どのエリアにいっても首都圏同様の決済手続きが取れるようになるにはそう時間はかからないと思われます。飲食店は規模にかかわりなく「売上・集客アップ」は各種イベントを上手に利用!アイデア満載です