
簡単に出来る!飲食店宣伝手法は「AIDMA=アイドマ」を積極的活用する【令和版】
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スポーツイベントのスケジュールを把握する
冒頭でご紹介したワールドカップ予選、日本が目標としているベスト8まで進出できれば日本の経済効果は900億円との試算があります。 一方野球ファンが居酒屋でTVに映し出される映像を見ながらリアルタイムで喜びを共有している姿もつい最近までありました。こちらの経済効果は300億円超とも言われています。 2023年にフランスで開催されるラグビーワールドカップ。こちらも世界各国との熱戦を仲間と盛り上がろうとスポーツBARに集まる若者が集まることでしょう。 繁華街のあちらこちらで「○○戦 放映中」の看板が店の入り口付近に置かれているのを見かけるのが今の時期です。お店のご主人は言います。「ワールドカップ戦を夜のゴールデンに放送してくれる日は曜日や天気に関係なくお客様が入ってくる」と言い切ります。もはやスポーツイベントはれっきとした集客装置なのです。 日本に限らずスポーツの本場ではベースボール、アメフト、バスケット、ツールドフランス、F1GPなど各季節ごとに盛りだくさんコンテンツが並びます。 そういえば、2021年の東京オリンピックが日本の一番暑い7月の末から8月にかけて開催される日程は、秋に行われるアメリカのスポーツイベントの邪魔をしないようにというとでした。IOCもスポンサーに勝てなかったということです。激変した観戦環境を生むSNSとネット環境
スポーツ観戦をしたいのであれば、スタジアムに足を運ぶのが一番ですが、忙しい都会人にとってはなかなか難しいものがあります。そこで人気を博したのがスポーツBARの存在だった訳です。 スタジアムにいけないもの同士が集まってパブリックビューイングのような大画面で興奮を共有したい。それが一番のウリです。 実はもう一つのモチベーションが彼らをスポーツBARや大型TVを備え付けている居酒屋へと駆り立ているそうです。それはSNSの存在です。 リア充を拡散するTwitterにFaceBookそれとInstagram.。これらを日常的に楽しんでいる人たちは日々の生活の中でフォロワーから注目される投稿(コンテンツ)を常に探しています。人がうらやむような旅行、飲食店の料理と同様に、スポーツイベントは彼らにとって格好のターゲットです。 つまり、家で一人観戦する人たちへ向けてスタジアムとは違うリアルタイムに羨望を集めることができる投稿となりうるからです。まだ間に合う飲食店の設備環境のありかた
このSNSを操るのはパソコンではなくスマートフォンです。写真を撮り短く文章を書いて投稿するのですが、携帯電話の電波環境が悪い地下のお店はそもそもアウトです。さらには、盛り上がった直後のタイミングで発信したいと思うのは皆同じです。 その為基地局が込み合い繋がりつらくなります。(大晦日から元旦にかけての渋谷スクランブル交差点のように)SNSを目的にしている人はそのあたりを非常に気にします。大型TVを導入する際はこの電波環境を必ずチェックしてください。 最近カフェでよく見かける「Free Wi-Fi」の文字や「無料Wi-Fi」のポスターがあります。これを簡単に説明すると、個人が契約している携帯電話のパケット容量を使わずにお店が契約しているインターネット回線でその役目を果たしてもらうという事なのです。 お客様は、飲んだり食べたりのついでにネットサーフィンを無料で出来るサービスなのです。具体的にはどうのようにすればよいのでしょうか。- インターネット回線が引き込まれていること
- 無線LANのルーター(室内向け発信装置)があること
- そのルーターに接続する暗証番号(アクセスキー)を公開する
【簡単】飲食店の多言語メニューが今なら「無料」で出来る !外国人向け 多言語メニュー の作り方
Free Wi-Fi時代の演出
Wi-Fiの環境は整いました、外にも大きく「Free Wi-Fi」と「大型TVによる観戦」が出来ることを大きくアピールしました。あとはお客様が来るのを待つだけでしょうか? やはりここは次のスポーツイベントに向けた仕掛けが必要です。例えば、日本代表のような全員が同じチームを応援する場合と、国内リーグの場合とではその内容が異なります。 ある球団(野球もサッカーも)が優勝を決めた後にお客様同士でビールを掛け合うイベントがありました。別にそこまでのことはせずとも、そのお店が贔屓にするチームが勝った場合は飲み物を50%Offにしたり、次回の来店時に最初の飲み物をやはり50%Offやビール1杯無料のチケットを配ることで次の集客に繋がります。 忘れてならないのが、写真映えのする演出です。先程の優勝祝賀会の例でいえば、店員さんのユニホームを当日は贔屓のチームのユニホームにしたり、観戦用の特別メニューを提供したりともかくイベント感を出すことで来店されたお客様が人に自慢したくなるような写真が撮れるよう演出を忘れずに考えてください。飲食店が陥りやすい罠とは
客席が10席から20席程度のお店でこのスポーツイベントを開催すると常連さんだけで満席になる可能性が非常に高いものです。それはそれで売上に繋がりますから店としては問題ないように見えますが、常に新規顧客を生み出す観点で言えば常連さん以外の枠を用意しておくべきです。 例えば新規のお客様用に必ず何席かは開けておくだとかがそれです。初めて来られたお客様でも常連客との交流でリピーターに育ってゆきます。回を重ねるごとに予約制にするなどのコントロールが必要です。~まとめ~
飲食店のお店の形はさまざまです。小ぶりなTVを数台設置したほうがよい場合もあれば、スクリーンを張ってプロジェクターで大きく映し出すほうがよい場合もあります。大型テレビを買うことを考えるとこちらのほうが安上がりかも知れません。 また、普段からLine@のような形でお店とお客様が繋がっていればイベントの招待や当日の観戦告知なども容易にできます。こちらも併せ技として利用を検討しましょう。 集客装置としてのスポーツイベントまだまだ工夫の余地はあります。飲食店が看板で売上を伸ばした「3っの実例」~時代はデジタルサイネージへ~