
飲食店居抜き店舗の内装工事費がやすく抑えられるたった5つのポイント
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現在の契約内容から飲食店で電気代が節約できる方法を考える
客席が10~15席程の飲食店舗に「40A」の主幹ブレーカーがついていたとします。 電化製品の内容としては、1,500Wのエアコンが2台あとは冷凍冷蔵庫にコールドテーブル、製氷機に炊飯ジャー、電灯設備一式といったところです。夏場になると店内の温度が下がらずとても暑いと不評です。(もっともそのお陰でビールがよく出ますが)もう一台エアコンを増設することにしました。 この時2通りの方法が考えられます。電気料金にどれだけ差が生まれるか比較をしてみましょう。 [前提] 東京電力EPの契約電力で1日8時間営業、月25日稼働として計算ケース1
1,500Wエアコン増設にともない契約電力を60AにUP 基本料金:40A 1,140円 → 60A 1,716円 電気料金:6kw×8時間×25日×30円57銭=3万6,684円 合 計 38,400円(基本料金込)ケース2
4,500W相当を200Vのエアコンに切り替え( =1,500W×3台分 ) 契約電力を100Vは30Aに変更、新たに200Vを30Aで契約 基本料金:100V30A 858円 200V30A 1,122円 電気料金 3kw×8時間×25日×30円57銭=18,342円 3kw×8時間×25日×17円37銭=10,422円 合 計 30,744円(基本料金込) 比較的小さな飲食店舗でさえ月額7,656円、年間で9万円以上もの差が出ます。これが20坪、30坪となればさらにその差は大きくなってゆきます。お店の経営を圧迫するのも楽にするのも電気の賢い契約次第ということです。【プロが語る】飲食店舗居抜き物件の見分け方と情報入手方法を公開!
電化製品から電気代が節約できる方法を考える
まず代表格で言えば、照明器具のLED化です。今回は、白熱球と蛍光灯をLEDに交換した場合の電気料金を検証します。 [前提] 1日8時間営業、月25日稼働で1年間の使用時間2,400時間で計算 白熱灯 60W = LED同等の明るさ 7W 蛍光灯 40W×2本 = LED同等の明るさ 20W×2本 〇白熱灯 ⇒ LEDに置き換えた場合 白熱灯 0.06kw×2,400h×30円57銭 = 4,402円 LED 0.007kw×2,400h×30円57銭 = 513円 年間差額 3,889円(1ケ所) 〇蛍光灯 ⇒ LEDに置き換えた場合 蛍光灯 0.08kw×2,400h×30円57銭 = 5,869円 LED 0.04kw×2,400h×30円57銭 = 2,934円 年間差額 2,935円(1ケ所) 客席が10~15席程の飲食店舗を想定して試算してみます。 白熱灯 20個 × 3,889円 = 77,780円 蛍光灯 10ヶ所 × 2,935円 = 29,350円 合 計 107,130円どうですか年間10万円のコスト削減が可能です!
今回の 電気設備 とは趣が異なりますが、冷蔵庫の類、コールドテーブルや4ドア冷凍冷蔵庫などはこの10年間で消費電力が60%も節約できるようになりました。年間消費量でいえば2000年の初めごろに650kwhの消費電力に対して、2010年以降は210kwhと大幅に少なくなります。電気の従量単価30円57銭をかけると13,450円もの削減効果があります。検討の余地大いにありですね。飲食店の「店舗移転」4つのタイプで考える注意点〜融資から居抜き退去まで解説〜