
飲食店が雨の日を短期間で繁盛店にかえる「10の方法」紹介します
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飲食店が医学的見地から湿気と疾患の関係について考える
湿気の多い日に関節が痛む、古傷がズキズキすると言ったお話をよく聞きます。ただでさえ、湿度の高いジメジメした暑い日の夕方は体が重くだるく感じるものです。実はこれにはれっきとした理由があったのです。 そのメカニズムは以下の様になります。 人は体が熱くなると汗をかいて体温を下げる調整機能を持っています。しかし梅雨の時期にはこの機能が作用しなくなります。その理由は、湿度が高いと汗をかかなくても良いと体が判断し汗を止めてしまうからです。 結果体温が下がらず熱が体にこもってしまいます。そして、体は冷たいものを欲しますので冷たい物や水分をとろうと言う欲求行動に出ます。結果、余計に体に水分を取り込んでしまい更に状況は悪化して行きます。ひどくすれば熱中症一歩手前です。 このような状況を東洋医学では「湿邪」と呼んでいます。この湿邪、大気の湿度が高くなることで引き起こされる「外湿」と体内で水分が停滞して起こる「内湿」に分けられます。梅雨の時期は外湿により内湿が引き起こされると書かれています。東洋医学で言う「湿邪」が引き起こす体の変調とは
湿邪つまり「水」は五行でいう「土」に影響を及ぼします。この土につかさどられている臓器が「脾胃」と呼ばれる脾臓や胃などのリンパおよび消化器系などです。これらの臓器が湿邪により変調を起こし始めます。 これらの消化・吸収・運搬の役割が低下すると、「消化不良」や「胃もたれ」など食欲不振を招き、次に栄養が体の各部位に運ばれなくなります。 関節が痛む、古傷が痛むといった症状はここからきています。また、体内で水分が滞留して上手く外に排出されない為に体が重いと感じる症状が出るのです。湿邪を追い払う方法3つの方法とは
①体を冷やさない
暑いからと言ってクーラーの効いた涼しい部屋にばかりいると汗をかかなくなります。ここが勘違いの元なのですが、体内の熱はクーラーでは取れません。つまり汗をかいて水分と共に外に出すのが基本なのです。クールビズで冷え症になりかけている皆さん要注意です。②汗腺トレーニング
体内の熱をとる作業は発汗が行うと申し上げました。冬から春にかけてあまり汗をかかなかった方は、梅雨に向け汗をかくトレーニングが必要です。汗を出す汗腺は、動きを良くしてあげないと上手く汗を出してくれません。汗をかきやすくする為にわざと汗をかく訓練をするのです。運動でもサウナでも自宅のお風呂でも何でも構いません、ゆっくりと汗をかく準備を梅雨の前に始めてください。③水分をとり過ぎない
汗が上手くかけずに喉が渇き水分をとりすぎるのはNGです。逆に水分を体の内部に滞留させることとなり余計に体調を悪くします。暑い時にはあったかい飲み物をゆっくり飲めば、少量の水分で渇きは癒され体調を崩すリスクも低くなります。俗に言う中国4000年の知恵というやつです。 余談ですが、暑い日には500mℓのスポーツドリンクを3本も飲む男性がいたのですが、ドリンクに含まれる糖分が災いして必要以上のインスリンが分泌され急に体内の血糖値が下がり倒れてしまうという事態に陥ったことがありました。糖分を多く含むジュースやエナジードリンクと呼ばれる類の飲み物は本当に気をつけましょう。飲食店 秋の長雨でも集客と売上を伸ばすアイディア「5つの割引」をみる
飲食店が提供できる湿邪に強いメニューを考える
素材から言えば、「夏野菜」が体の余分な熱を取り去ってくれます。但し、口当たりがいいからと言ってそのままで食べ過ぎると逆に体が冷えすぎる可能性があります。他の食材と併せて調理されることをお薦めします。- ゴーヤ、キュウリ、ナス、トマト、ウド、大根、西瓜、冬瓜・・・夏野菜
- 紫蘇、大葉、ミョウガ、ショウガ、ニンニク・・・香りの強い野菜
- 豚肉、ゴマ、カツオ、ウナギ、玄米・・・ビタミンB1
- レバー、赤ピーマン、ニンジン、ニラ・・・ビタミンA
- 玉ねぎ、ネギ、ニンニク、ニラ・・・アリシン
- 梅干し、レモン、酢・・・クエン酸
- カツオ・・・ビタミンB1
- ネギ、ニンニク・・・アリシン
- ポン酢、レモン・・・クエン酸
- みょうが、大葉、ショウガ・・・香りの強い野菜
~まとめ~
和食、洋食、中華を問わず新鮮な夏野菜と共にビタミンB1をたっぷり含んだタンパク質で調理するメニューでアピールしてみませんか。そこに、素材がもつ成分と邪湿を取り去り梅雨の時期を健やかに過ごす効能を付けて。 梅雨の時期に口当たりの良い料理は体が自然と欲しがるものです。店先や出来上がりの料理を写真に撮りご自身のWEBサイトやSNS上に積極的に公開しましょう。そうすれば自然と目に留まりお客様に見出してもらえることでしょう。飲食店が台風でも満席に出来る秘策があります!今日からできます